U-8 Speech Contest 2020 講評 - お知らせ|片山学園初等科

お知らせ

U-8 Speech Contest 2020 講評

2回目の開催となる今年のコンテストでは、より高くなった出場者のレベルに大変驚かされました。出場者のみなさんがたくさん練習してきて臨んでくれたことがよくわかりました。大勢の前で話すことは大人でさえも容易ではありません。自分の発表が迫ってくるとドキドキ、緊張が抑えられない様子がみられましたが、その中でも、みなさん堂々と発表することができていました。

 

ジャッジの観点は話し方、表現の仕方、暗唱の3つです。暗唱はただ文章を覚えるだけではありません。スピーチコンテストですので、「課題文を暗唱する」のはもちろんですが、「どのように聴衆へ伝えるか」が大切になってきます。

 

受賞者のみなさんは、英語を「生きた言語」にすることができていました。話すスピード、声の大きさ、抑揚、英語を話すときの流れるようなリズム、言葉と身体表現のリンク等が優れていました。その結果、発する言葉に意志が込められているように、聴衆に感じさせる力を持つのです。

 

多くの人が、未来を見据え「英語学習」を始めています。公立の小学校でも小学3年生から外国語活動の時間がスタートしています。「英語」も「日本語」と同じく、相手に自分の考えや気持ちを伝えるためのツールです。どのように話したら、相手にうまく伝わるのか。ただ口から声を出すだけでは、気持ちは伝わりにくいものです。「ありがとう。」の一言も、「相手の目を見ず、無表情で伝える『ありがとう』」、「笑顔で伝える『ありがとう。』」と「大きく腕を広げて、笑顔で伝える『ありがとう。』」とでは、受け取る側の印象は大きく変わりますよね。

 

言語学習という側面だけに捉われず、自分を表現するひとつのツールとして、これからも楽しんで英語学習を続けてください。